PTAの話し合いでは、負担の話ばかりが目に入ります。でも、実際にやった人が「これは得だった」と語ることも、確かにあります。負担が見える化されるなら、得たものも見える化されるべき──そのためのリストです。
① 棚卸しとセットで使う。対話キットの棚卸し(だれのため?)で活動を仕分けるとき、このリストを机に置いて「この活動は、やりがいの側から見ると何を生んでいたか」も一言添えてください。負担は大きいがつながりを生んでいた活動と、負担も実りも小さい活動が、区別できるようになります。
② おやすみ候補の「弔辞」に使う。活動をおやすみにするとき、「この活動が生んでいた良いもの」を一度言葉にしてから手放すと、続けてきた人の納得がまるで違います。やめる=否定、ではなくなるからです。
③ 呼びかけ文に、一つだけ引用する。ボランティア募集の案内に、このリストから一つ具体的なやりがいを添える。「大変です、お願いします」より、「子どもの素の姿が見られます」のほうが、手は挙がります。ただし盛らないこと。
④ 「魅せ方」に展開する。このリストは、PTAを魅力的にしていくための素材集でもあります。募集文の書き換え(得られるものを先に、時間を正直に、盛らない)、入学説明会の3分プレゼン、体験談を集めて回す仕組み──具体的な方法は、進行テキストの第9章「PTAを、魅力的にしていく」にまとめました。ただし順番だけご注意を。魅力化は、負担削減のあとです。活動が重いまま宣伝を強めると、期待して来た人が失望します。
※あなたの学校の「うちならではのやりがい」を書き足して、自分たちのリストに育ててください。ふりかえりメモの「きょうのありがとう」欄は、その材料集めの場にもなります。