「いつまで生きるか分からない」という不安は、実は統計で目安が引けます。令和6年簡易生命表・家計調査(2024年)・介護費用の全国実態調査(2024年度)をもとに、平均どおりの寿命、2人に1人が到達する寿命、10人に1人の長寿——3つの未来で、いまの資産が何歳まで持つかを描きます。金額はすべて現在の物価です。数字はどこにも送信されません。
高齢者が資産を使えない最大の理由は、この「上限の見えなさ」です——けれど、上限には目安が引けます。
縦軸はいまの物価での資産残高(万円)。ゼロを下回る前に、線が「枯渇ライン」に触れます。寿命が延びるほど、線は右に伸び、下に沈みます。
日本の家計金融資産の多くは、高齢の世帯のもとにあります。使われない大きな理由は倹約ではなく、「いくらあれば足りるか」の上限が見えないことです。上限が見えなければ、慎重な人ほど使えません。統計は個人の運命を教えてくれませんが、「10人に9人はこの範囲に収まる」という線なら引けます。線が引ければ、その外側は「守るお金」ではなく「使うお金」「渡すお金」に変わります。過度な我慢や抱え込みは、むしろ人生の取りこぼしかもしれません。この計算機は、不安を煽るためではなく、不安に輪郭を与えて、その外側にある「ねがい」の話を始めるためのものです。
未来リスク計算機 07/老後のお金の見取り図
この計算機の本体は、実はここから先です。数字は説得の道具ではなく、不安に輪郭を与えて、その外側にある「ねがい」の話を始めるための入口。7つの問いに沿って、親と話したことをそのまま書き留めてください。心得は3つ——説得しない。数字より、親の言葉を書き取る。一度で決めない。答えはこのブラウザにだけ保存され、どこにも送信されません。印刷すると、そのまま手元に残せる1枚の記録になります。
※ うまく話が進まなくても大丈夫です。親世代にとってお金の話は「弱みを見せる話」でもあります。1の「とびら」だけで終わった日も、扉が開いた日として数えてください。回答はこの端末のブラウザ内(localStorage)にのみ保存され、サーバーには送信していません。端末やブラウザを変えると消えます。
※ 平均余命・年齢別の生存率は厚生労働省「令和6年簡易生命表」(65・75・90・95歳以外の生存率は補間による概算)、高齢無職世帯の家計収支は総務省「家計調査(2024年)」(夫婦は支出28.7万・実収入25.3万/月、単身は16.2万・13.4万/月を初期値に採用)、介護費用は生命保険文化センター「2024年度 生命保険に関する全国実態調査」(一時費用47.2万+月9.0万×55か月ほか)をもとにした簡易な試算です。予備費(葬儀・住宅修繕等)は初期値150万円/人を死亡時に計上しています。金額はすべて現在の物価で、インフレ・年金の実質的な目減り・資産運用益・高額療養費を超える医療費は織り込んでいません。統計上の平均に基づく概算であり個人差が大きい点にご注意ください。判断の際はファイナンシャル・プランナー等の専門家にもご相談ください。
出典:平均余命・年齢別の生存率は厚生労働省「令和6年簡易生命表」の値(65・75・90・95歳以外の生存率は補間による概算)、高齢無職世帯の家計収支は総務省「家計調査(2024年)」、介護費用は生命保険文化センター「2024年度 生命保険に関する全国実態調査」の各値をもとにした試算です。
本計算機の結果は簡易な試算であり、将来を保証するものではありません。これに基づく判断・意思決定の結果について当工房は責任を負いかねます。いまのやり方・いまの生産性が続く前提で計算しており、技術や制度の変化(介護ロボットや自動化など)は織り込んでいません。変われば前提そのものが変わりますが、いつ来るか分からないものはリードタイムを見積もれないため、待つことは打ち手になりません。前提・出典の詳細と変更履歴は 未来のリスク計算機について にまとめています。