中脳から広く投射し、行動を「駆動」する伝達物質。報酬そのものより、報酬の予測と、その予測とのズレに反応する。
⚠ よくある誤解 — 快楽物質。出れば気持ちよくなる。
✓ 実際は — 「気持ちいい」という感覚そのものは、主に体内のオピオイド系が担当します。ドーパミンが送っているのは「この先に良いことがありそうだ、動け」という予測と意欲の信号。予想どおりの報酬には静かで、予想を超えたときに大きく反応します(報酬予測誤差)。
十分にあると探索も学習も加速し、過剰だと衝動的になります。不足すると、興味が湧かず、そもそも動き出せない。パーキンソン病でこの系が失われると、運動を「始める」ことが難しくなります。
- 枯れると
- 計画は正しい。説明も尽くした。なのに誰も動かない。「それ、やる意味あります?」が増える。予定調和で進む会議は、脳の側から見れば予測誤差ゼロ——反応する理由がない場です。
- 出すには
- 遠い大目標より、近くて結果の読めない一歩を置く。「やってみないと分からない」余白を残した問いを投げる。そして小さな達成を、その場で見えるようにする。